[表彰式 ]2017.6.1
激戦のチャンカンを制した4選手が表彰
東西4王者が集まった表彰式
 2月から5月の期間に開催された日本王座指名試合戦、第38回チャンピオンカーニバルの4賞表彰式が31日の後楽園ホールで行われ、MVPに輝いた日本ライト級新王者の西谷和宏(30=VADY)を筆頭に4選手がリングに登壇。賞状トロフィーとともに副賞の金一封と記念品が贈られた。
大波乱を起こした西谷
 2年ぶり2度目の挑戦となった西谷は、戦前の予想を覆し敵地で土屋修平(角海老宝石)を8回TKOで破っての受賞。賞金30万円を手にし笑顔を見せると、「歴史のあるチャンピオンカーニバルでMVPに選んでいただき光栄です。これからが勝負だと思うのでMVPに恥じないようこれからも勝ち続けていきます」と決意した。
悔しさをバネに成長した久我
 技能賞は、15年12月の王座決定戦で判定負けした石本康隆(帝拳)に2回TKO勝ちで雪辱を晴らし、日本スーパーバンタム級王座を奪取した久我勇作(26=ワタナベ)。「僕のファイトスタイルではこの賞をいただけるのは最初で最後だと思う。次の相手は好戦的な選手。盛り上がると思うので応援よろしくお願いします」とコメントし、 7月29日に予定する同級5位の田村亮一(JBS)との初防衛戦をアピールした。
古豪の強さを発揮した船井
 敢闘賞は日本スーパーフライ級チャンピオン中川健太(レイスポーツ)との親友対決を制した船井龍一(ワタナベ)。1年ぶり3度目のタイトル挑戦での戴冠だった。「このような賞をもらえて光栄です。防衛戦はまだ決まっていないが、この賞に恥じないよう次の試合も必ず勝ちます」と力強く宣言した。 
世界ランク入りもはたした坂
 最後に殊勲賞は、敵地名古屋で日本フェザー級王者の林翔太(畑中)から2度のダウンを奪い、3回TKOで王座奪取をはたした坂晃典(25=仲里)が受賞。「リングで戦うのは一人だが、応援してくれる人たちのおかげで勝つことができました」と感謝し、「初防衛戦は怪我の影響もあり未定ですが、これからも頑張っていくので応援よろしくお願いします」と更なる飛躍を誓った。