[メキシコ情報]2017.5.26
モレノ「苦戦は覚悟」
左:セハ 右:モレノ

 27日(日本時間28日)にパナマシティで行われるWBC(世界ボクシング評議会)のスーパーバンタム級とミニマム級の挑戦者決定戦を前に、出場する4選手が25日に会見に臨んだ。スーパーバンタム級でフリオ・セハ(24=メキシコ)と対戦する元WBA(世界ボクシング協会)バンタム級V12王者のアンセルモ・モレノ(31=パナマ)は、「難しい試合になると思う」と苦戦を覚悟している様子だ。

 現王者レイ・バルガス(メキシコ)の3代前の王者でもあるセハは「ケガのために長期間の休養をとったが、試合には影響がないと思う。初回からKOを狙っていく」と自信をみせた。これに対しモレノは「難しい試合になるだろう。あとはリングで」と短いコメントを残しただけだった。セハは32戦30勝(27KO)2敗、昨年9月に山中慎介(帝拳)に7回TKO負けを喫して以来の試合となるサウスポーのモレノは42戦36勝(12KO)5敗1分。

左:フアレス 右:エストラーダ
 ミニマム級の方は、1位にランクされるラウル・フアレス(メキシコ)が「相手はサウスポーなのでやりにくいと思うが、準備はできている。あとはリング上で相手の出方をみて対応する」とコメント。これに対し2位のレロイ・エストラーダ(パナマ)は「コンディションがいいので、その成果をリングの上で披露できると思う」と話した。ワンヘン・メナヨーティン(タイ)への再挑戦を狙うフアレスは29戦23勝(12KO)5敗1分、エストラーダは17戦15勝(6KO)2敗。