ツェーゲは昨年11月、ジョバンニ・ディ・カロリス(イタリア)に12回KO勝ちを収めて王座を獲得し、今年3月には指名挑戦者のアイザック・エクポ(ナイジェリア)に5回負傷判定勝ちを収めて初防衛を果たした。しかし、エクポ側からの抗議を受けWBAは両者に再戦を命じている。スミス戦は自由選択試合として行われるものと思われる。ツェーゲは21戦20勝(11KO)1分。スミス4兄弟の長兄として知られるポール・スミスは44戦38勝(22KO)6敗。すでに3男のリアム・スミスはWBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王座を獲得した実績を持っており、末弟カルム・スミスは今月27日にWBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級王座決定戦に出場することになっている。WBCスーパーフェザー級11位にランクされる次男スティーブン・スミスとともに4兄弟世界王者の夢に近づくことができるか、5月27日、6月17日に注目したい。