[海外ニュース]2017.5.11
6/3 ワンヘンのV7戦

 WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級王者ワンヘン・メナヨーティン(31=タイ)の次期防衛戦が6月3日、タイ国内で行われることになった。挑戦者は同級4位のオマリ・キムウェリ(34=タンザニア/豪)。ワンヘンは14年11月にオズワルド・ノボア(メキシコ)を9回終了TKOで下して王座を獲得、これが7度目の防衛戦となる。来日経験もあるキムウェリは世界初挑戦。

 ワンヘンはV4戦で大平剛(花形)を5回TKOで退けるなど自国で着々と防衛回数を伸ばしている。戦績も46戦全勝(17KO)となり、ロッキー・マルシアノ(米)、フロイド・メイウェザー(米)が築いた「49連勝」に近づいている。キムウェリは07年にオーストラリアでプロデビューし、10年間に19戦16勝(6KO)3敗のレコードを残している。13年1月には来日して小野心(ワタナベ)との東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦に臨んだが、2対1の12回判定負けを喫した。その後は4連勝(2KO)を収めているが、昨年4月のランディ・ペタルコリン(比)戦は「疑惑の判定」と言われる勝利だった。