[海外ニュース]2017.5.8
10連勝狙った元王者ハロ

 5年前にポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)を6回TKOで破ってWBC(世界ボクシング評議会)フライ級王者になり、4ヵ月後に五十嵐俊幸(33=帝拳)に王座を明け渡したソニーボーイ・ハロ(35=比)が7日、フィリピンのリサール州アンゴノでジョナス・スルタン(25=比)の持つIBF(国際ボクシング連盟)インターコンチネンタル・スーパーフライ級王座に挑んだ。

 五十嵐戦を含めて一時は3連敗を喫して世界トップ戦線から脱落したハロだが、14年以降は9連勝(6KO)をマーク。いまはスーパーフライ級でWBC22位にランクされている。この日はスルタンのIBF14位という肩書もいただくつもりだったが、スピードについていけず苦戦。8回、スルタンの左フックをカウンターで浴びてロープに後退させられ、連打を受けてエプロンに叩き出された。カウントが進んでも立ち上がることができず、ハロはこの回1分25秒KO負けとなった。IBFインターコンチネンタル王座の初防衛に成功したスルタンは16戦13勝(9KO)3敗。15年11月に翁長吾央(大橋)に10回判定負けを喫したあと、これで4連続KO勝ちとなった。ハロは62戦43勝(30KO)14敗5分。