[試合結果]2017.5.6
パーカーvsコヤヌ

 WBO(世界ボクシング機構)ヘビー級タイトルマッチ、王者ジョセフ・パーカー(25=ニュージーランド/米)対挑戦者同級14位ラズバン・コヤヌ(30=ルーマニア/米)の12回戦は6日、ニュージーランドのオークランド、ボーダフォン・イベンツ・センターで行われた。2週間前になって挑戦者のヒューイ・フューリー(22=英)が負傷、コヤヌが代役に起用された試合だが、番狂わせは起こったのか。

〇ジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)

 12回判定(3対0)

×ラズバン・コヤヌ(ルーマニア/米)

 身長で9センチ、リーチで13センチ、さらに体重でも約13キロ勝るコヤヌに対し、パーカーはスピードを生かして攻撃を仕掛けるが、なかなか効果がみられない。コヤヌはときに不敵な笑みを浮かべながら応戦したが、こちらも主導権を握るほどの攻撃にはならない。パーカーがポイントを重ねていったが、終盤には元スパーリング・パートナーのコヤヌも反撃。しかし、一気に引っくり返すことはできず、そのまま両選手も観客も消化不良のまま試合終了のゴングを聞くことになった。4回にコヤヌがパーカーの首を抑えつけたため減点を科されたこともあり、スコアは117対110(二者)、119対108と大差がついた。戴冠試合に続いて不完全燃焼の判定勝ちに留まったパーカーは23戦全勝(18KO)。まったく、コヤヌは19戦16勝(9KO)3敗。
試合スコア