[試合結果]2017.4.23
チャーロ弟vsハトレイ

 WBC(世界ボクシング評議会)スーパーウェルター級タイトルマッチ、王者ジャメール・チャーロ(26=米)対挑戦者同級1位チャールズ・ハトレイ(31=米)の12回戦は22日(日本時間23日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われた。28戦全勝(13KO)のチャーロと、28戦26勝(18KO)1敗1分のハトレイ。どちらに軍配が挙がったのか。

〇ジャメール・チャーロ(米)
 6回32秒TKO
×チャールズ・ハトレイ(米)

 試合はスリリングな展開になったが、チャーロが3回にワンツーをヒットしてダウンを奪い、勝負の行方をほぼ決めた。6回開始早々、チャーロは強烈な右ストレートを浴びせて2度目のダウンを奪った。ダメージが深刻とみたレフェリーはカウントをとらずに試合をストップした。11ヵ月前の戴冠試合に続いて印象的なKO勝ちを収めたチャーロは29戦全勝(14KO)、ハトレイは29戦26勝(18KO)2敗1分。

 この日のメインはショーン・ポーター(米)対アンドレ・ベルト(米)のWBCウェルター級挑戦者決定戦で、こちらはポーターが9回1分31秒TKO勝ちを収めている。ともに顔面から出血するなど荒れた展開になったが、接近戦を仕掛けるポーターが2回にダウンを奪うなど優勢に試合を進めていった。ベルトはカウンターで応戦していたが徐々に抗いきれなくなり、8回にはほぼ一方的にポーターが攻めた。迎えた9回、ポーターが右でダウンを奪い、再開後に連打で追い込むとベルトは2度目のダウンをとられ、そのままストップされた。昨年6月に判定負けを喫しているWBA、WBC王者キース・サーマン(米)への再挑戦権を手に入れたポーターは30戦27勝(17KO)2敗1分。ベルトは36戦31勝(24KO)5敗。