[海外ニュース]2017.4.21
絶好調宣言のアルバレス
サウル・カネロ・アルバレス

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ)は5月6日(日本時間7日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで元WBC(世界ボクシング評議会)ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(31=メキシコ)と164.5ポンド(約74.6キロ)契約12回戦を行うが、調整は極めて順調に進んでいるようだ。これまでよりも4キロ以上増量して試合に臨むことになるアルバレスだが、「パワーを感じている。すごく調子はいい」と絶好調であることを強調している。

サウル・カネロ・アルバレス
 160ポンド(約72.5キロ以下)のミドル級も制覇した実績を持つアルバレスだが、そのときも155ポンド(約70.3キロ)の契約体重で戦っていたため、今回は一気に9.5ポンド(約4.3キロ)の増量ということになる。それでもアルバレスは調子がいいらしく、19日に米国カリフォルニア州南サンディエゴでの公開練習時には「この体重ならばパワーを失うことはないね。最近の試合では最後の減量でパワーが目減りしていた。でも、この体重でライトヘビー級の相手とスパーリングをしたら良い手応えがあるんだ。彼らも私のパワーを実感しているらしい」と話した。そしてチャベスに対しては「ファンに最高の試合を提供するためにベストの体調をつくってほしいね」と要求を出した。プロモートするゴールデンボーイ・プロモーションズのエリック・ゴメス氏によると、チャベスが勝った場合には契約に従って再戦が行われることになっているが、アルバレスが勝った場合は9月に3団体統一ミドル級王者のゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)と対戦する計画があるという。