[海外ニュース]2017.4.20
6/3 ヘビー級サバイバル戦

 ヘビー級でWBA(世界ボクシング協会)12位、WBC(世界ボクシング評議会)4位、IBF(国際ボクシング連盟)8位、WBO(世界ボクシング機構)7位にランクされるディリアン・ホワイト(29=ジャマイカ/英)と、WBC6位、IBF14位のマリウス・ワフ(37=ポーランド)がトップ戦線生き残りをかけて6月3日、英国ロンドンのO2アリーナで対戦することになった。

 ホワイトは21戦20勝(15KO)1敗の戦績を残しており、敗れたアンソニー・ジョシュア(英=現IBF王者)戦でも2回に右を当てて相手の膝を揺らすなど健闘した。昨年12月にはライバルのディレック・チゾラ(ジンバブウェ/英)を12回判定で下すなど再起後は4連勝(2KO)を収めている。ワフは身長202センチ、体重117キロの大型選手で、12年11月にウラジミール・クリチコ(ウクライナ)の持つ3団体統一王座に挑んだこともある(12回判定負け)。15年11月には元WBA王者アレクサンデル・ポベトキン(露)に12回TKO負けを喫したが、その後は今年3月には世界ランカーのエルケン・テペル(独)に勝つなど2連勝を収めている。35戦33勝(17KO)2敗。

 今月29日にはロンドンでジョシュア対クリチコのWBA(スーパー王座決定戦)、IBFタイトルマッチが行われ、来月6日にはジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)対ヒューイ・フューリー(英)のWBOタイトルマッチが続く。ヘビー級トップ戦線の動きから目が離せない。