[海外ニュース]2017.4.14
コラレスがGBPと契約
ジェスレル・コラレス(奥)

 昨年4月に内山高志(37=ワタナベ)を倒して王座を奪い、大晦日の再戦では判定勝ちを収めたWBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級スーパー王者のジェスレル・コラレス(25=パナマ)がこのほど、米国の大手プロモート会社ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と複数年の契約を交わした。これによりコラレスは主戦場を米国に移すことが確定的となり、他団体王者との統一戦などビッグマッチが組まれる可能性が高まった。

ジェスレル・コラレス(左)
 変則サウスポーのコラレスは昨年4月、2回KO勝ちで内山のV12を阻止して自身が戴冠。その後、WBO(世界ボクシング機構)王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/米)との統一戦が浮上したが交渉はまとまらず、大晦日に内山との再戦に臨んで判定勝ちで初防衛を果たした。今春にもロマチェンコ戦が計画されたが、ここも契約には至らなかった。GBPはWBC(世界ボクシング評議会)王者ミゲール・ベルチェル(メキシコ)や元世界2階級制覇王者オルランド・サリド(メキシコ)らとも近い関係にある。また以前は犬猿の仲だったトップランク(TR)社とも近年は交流があり、今後の流れによってはTR社と契約しているロマチェンコとの対戦も現実味を帯びてきそうだ。