[海外ニュース]2017.4.13
「侮るな」とインドンゴ
リッキー・バーンズ

 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級王者ジュリアス・インドンゴ(34=ナミビア)は15日(日本時間16日)、英国グラスゴーで同級WBA(世界ボクシング協会)王者リッキー・バーンズ(33=英)と統一戦を行うが、試合を3日後に控え「早く私の前にバーンズを連れてきてほしい。誰がベストか証明してみせるから」と自信をみせ、「私を侮らないほうがいい」とライバル王者に警告した。

 インドンゴは08年北京五輪に出場(ライト級1回戦敗退)した実績こそ持っているものの、昨年12月にロシアの首都モスクワでエドゥアルド・トロヤノフスキー(露)を破るまではまったくの無名だった。しかし、その試合ではサウスポーからの左ストレートで40秒KO勝ち、一気に世界の頂点を極めたことで知名度を上げた。そのためにバーンズからも声がかかったわけだ。こうした経緯や立場を理解しているインドンゴは「私はアフリカで大きなイベントを開催できないということは承知している。だからどこにでも出向く準備はできている。認知度が低いことも分かっている。でも、バーンズに警告しておきたい。モスクワで起こったことを忘れないように。私を侮らないことだ」。試合は2団体の王座統一戦として行われる。インドンゴは21戦全勝(11KO)、3階級制覇の実績を持つバーンズは47戦41勝(14KO)5敗1分。オッズは15対8で地元のバーンズ有利と出ている。