[海外ニュース]2017.4.13
クローズド・サーキットは75ドル
サウル・カネロ・アルバレス

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ)と、元WBC(世界ボクシング評議会)ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(31=メキシコ)の164.5ポンド(約74.6キロ)契約12回戦は5月6日(日本時間7日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われる。すでに約2万2000枚のチケットが完売している注目ファイトだが、この試合がクローズド・サーキット(劇場型視聴)でも放送されることになった。

サウル・カネロ・アルバレス
 クローズド・サーキットは、ホテルの大宴会場を映画館仕様にしてスクリーンに映し出される大画面で観戦する視聴法で、80年代を中心に流行った。近年は課金システムのペイ・パー・ビュー(PPV)が普及したため下火になっていたが、チケットが売り切れになるような注目イベントでは現在も行われることがある。2年前のフロイド・メイウェザー(米)対マニー・パッキャオ(比)のメガファイトの際は、MGMグランド系列のホテルだけで4万6000枚のチケットが売れ、700万ドル(約7億7000万円)の売上を計上したと報告されている。今回のアルバレス対チャベスはラスベガスのMGMグランドのほかニューヨーク‐ニューヨーク・ホテル&カジノ、ミラージュ・ホテル&カジノなどでクローズド・サーキットが行われる。チケットの値段は75ドル(約8250円)に設定されている。