[ニュース]2007.12.9
吉田、2度目の防衛成功豪華スパー、内山VS小堀
 8日、後楽園ホールで行われたDANGA.5日本フライ級タイトルマッチ10回戦は、チャンピオン吉田健司(笹崎)が挑戦者同級9位、佐藤常二郎(角海老宝石)を3-0の判定で下し、2度目の防衛に成功した。
 試合は、序盤から両者ともクリンチやバッティング、相手を押し倒すなど、打ち合いらしい打ち合いが見られず、ファンにとっては不満の残る内容となった。
 この日のファイナルに先立って、スーパーフェザー級の豪華スパーリングが実現した。東洋太平洋同級チャンピオン内山高志(ワタナベ)対日本同級チャンピオン小堀佑介(角海老宝石)のスペシャルエキシビジョンマッチは、先にKOした者が賞金10万円を手にするドリーム対決となった。
 試合はスパーリングといえども真剣勝負の一戦を期待したが、そこはやはり日本を代表するKOファイター同士。お互いに手の内を出さず、若干の遠慮が見える内容となり両者とも賞金を手にすることは出来なかった。
 試合後はお得意のマイクパフォーマンスを発揮し、何を言っているのか解らない小堀に対し、内山は「勝ち進んでいけば必ず小堀選手とも戦う日がくる」と大人のコメント。この日詰め掛けたボクシングファンにKOアーティストの対決に期待を抱かせた。