[海外ニュース]2017.4.6
ポベトキン 次戦は7/1
アレクサンデル・ポベトキン

 元WBA(世界ボクシング協会)ヘビー級王者アレクサンデル・ポベトキン(37=露)が7月1日、ロシアの首都モスクワで次戦を行うことになった。相手は未定。ポベトキンは昨年5月と12月、ともにロシアで行うはずだったWBC(世界ボクシング評議会)の世界戦直前のドーピング検査で陽性反応だったため、現在は主要4団体すべてのランキングから除外されている。

アレクサンデル・ポベトキン

 ポベトキンは昨年5月、WBC王者デオンタイ・ワイルダー(米)に指名挑戦するはずだったが、4月に受けた抜き打ち検査で陽性だったことが判明、試合はキャンセルになった。ワイルダーが相手を変えて行った7月の防衛戦で右拳と右腕を負傷したため、ポベトキンは12月には暫定王座の決定戦に出場するチャンスを得たが、試合前日にまたもドーピング違反が発覚。相手のバーメイン・スティバーン(ハイチ/カナダ)が帰国してしまったため別の選手と無冠戦を行った(6回KO勝ち)という経緯がある。これを受けWBCがランキングから除外したため、事実上、ポベトキンは世界戦ができない状態になっている。32戦31勝(23KO)1敗。

 なお、この日は前IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(露)の再起戦も予定されている。相手は未定。トロヤノフスキーは昨年9月、小原佳太(三迫)を2回TKOで下したが、12月のV3戦ではジュリアス・インドンゴ(ナミビア)の左ストレートを浴びて40秒でKO負けを喫した。それ以来7ヵ月ぶりのリングとなる。26戦25勝(22KO)1敗。