[海外ニュース]2017.4.5
シーサケットvsロマゴン 再戦へ
激戦!再び

 WBC(世界ボクシング評議会)は同団体のスーパーフライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)と前王者ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)に対し、再戦を行うよう指令を出した。両者は3月18日に米国ニューヨークで対戦し、初回にダウンを奪ったシーサケットが2対0の12回判定勝ちで新王者になったが、敗者陣営から再戦要望書が提出されていた。

スーパーフライ級戦線に注目
 ゴンサレス対シーサケットはマジソン・スクエア・ガーデンで行われ、挑戦者が初回に幸運なダウンを奪って序盤をリード。中盤以降はゴンサレスが流れをつかんでいたかに見えたが、終盤の8~11回までのほとんどがシーサケットのポイントになり、その結果、114対112(二者)、113対113の2-0判定で新王者が誕生した。デビューから続いていたゴンサレスの連勝は46(38KO)で止まった。試合後、ゴンサレス側から再戦要望書が提出され、これを受けWBCが審議、このほど両陣営に即再戦を命じることになった。試合日程は未定だが、ゴンサレスは2ヵ月ほどの休養を挟むと伝えられていることから9月ごろが有力視される。こうした一方、WBCは暫定王座の設置を決め、1位のカルロス・クアドラス(メキシコ)対3位ファン・エストラーダ(メキシコ)で決定戦を行うよう両陣営に通達した。シーサケット対ゴンサレスの勝者とクアドラス対エストラーダの勝者が団体内の統一戦を行うことになる。
クアドラス