[プロテスト]2017.4.3
比嘉大吾の後輩がB級を受験
右:大湾がB級テストに臨んだ
 U-15全国大会優勝、全国高校総体3位の実績を持つ大湾硫斗(18=白井・具志堅)が3日、後楽園ホールで行われたプロテストでB級(6回戦)を受験した。この日、WBC(世界ボクシング評議会)世界フライ級王座に挑戦することが発表された東洋太平洋同級王者の比嘉大吾(21)と同じジムに所属する大湾は、日本フライ級11位の山下賢哉(20=古口)と3ラウンドのスパーリングを行い、鋭いジャブを突き刺すとワンツーで顔をのけぞらせた。合否は後日発表される。
試合はスーパーフライ級かバンタム級になる
 テスト終了後に取材に応じた大湾は「思っていたよりリラックスして出来た。いつも少ないと言われるジャブも出せたので良かったと思う」と感想を口にした。高校卒業後はそのままプロに進むか進学するかで迷っていたところ、具志堅用高会長から電話でスカウトされプロ入りを決めた大湾。「会長からはプロは甘くないよと言われているので気を引き締めて頑張りたい」と意気込んだ。
万能型を目指したい
 同じ沖縄県出身で3歳年上の比嘉について「普段の生活と試合の時のギャップがすごいと思う」と印象を語った大湾。昨年は全日本新人王を2名輩出するなど琉球ボクシングが盛り上がりを見せているが「沖縄の選手が活躍するのはうれしい。自分も仲間に入れるよう一戦一戦勝っていきたい」と目を輝かせた。