[海外ニュース]2017.3.28
ヘイランドvsチャーロを指令

 このほどWBC(世界ボクシング評議会)は同団体ミドル級1位のホルヘ・セバスチャン・ヘイランド(30=亜)と2位のジャモール・チャーロ(26=米)に対し、指名挑戦権をかけて戦うよう指令を出した。試合が実現した場合、勝者がWBA(世界ボクシング協会)、WBC、IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)への挑戦権を手にすることになる。

 サウスポーのヘイランドは世界ランクの常連で、10年7月にはセバスチャン・ズビック(独)の持つWBC暫定王座に挑戦(12回判定負け)したこともある。その後も三つの敗北を経験したが、最近は7連勝(6KO)と好調を維持している。34戦28勝(15KO)4敗2分。これに対しチャーロは2月にIBFスーパーウェルター級王座を返上してミドル級に転向。WBCでいきなり2位にランクされた。25戦全勝(19KO)。

 現在、18度防衛中のゴロフキンは6月10日にWBO(世界ボクシング機構)王者のビリー・ジョー・サンダース(英)と戦うかどうか注目されている。このほかIBFは1位のトゥレアノ・ジョンソン(バハマ/米)を指名挑戦者としており、ヘイランド対チャーロの勝者がすんなりとゴロフキンに挑戦できるかどうかは微妙なところといえる。