[海外ニュース]2017.3.25
前王者カバジェロの復帰戦
2014年に来日した時のカバジェロ

 前IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者ランディ・カバジェロ(26=米)は23日(日本時間24日)、米国カリフォルニア州インディオで世界挑戦経験者のヘスス・ルイス(27=メキシコ)を相手にNABF北米スーパーバンタム級王座決定戦に臨んだ。カバジェロにとっては昨年2月以来、1年1ヵ月ぶりのリングだった。カバジェロは復帰戦を白星で飾ることができたのか。

 13ヵ月ぶりの実戦ということでカバジェロは慎重なスタートを切ったが、徐々にルイスの上下にパンチを散らして主導権を掌握。9回にはバッティングで右目尻をカットするアクシデントもあったが、前王者は最後まで戦い抜いた。採点は96対94(二者)、97対93の3-0でカバジェロの手が挙がった。北米王座を獲得したカバジェロは24戦全勝(14KO)、ルイスは49戦36勝(25KO)8敗5分。

 前座では元WBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級暫定王者マウリシオ・エレラ(米)が世界挑戦経験者のエクトル・ベラスケス(メキシコ)に8回判定勝ちを収めた。また、IBFミドル級1位のトゥレアノ・ジョンソン(バハマ/米)も出場し、ファビアノ・ペニャ(ブラジル/米)から2度のダウンを奪って2回KO勝ちを収めた。ジョンソンは15年10月以来のリングだった。メインではWBAミドル級9位のジェイソン・クイッグリー(アイルランド/米)が元世界ランカーのグレン・タピア(米)に10回判定勝ち、空位のNABF北米ミドル級王座を獲得した。100対90、99対91、98対92の大差で勝利を収めたクイッグリーは13戦全勝(10KO)、タピアは27戦23勝(15KO)4敗。