[海外ニュース]2017.3.24
ゴロフキン戦 上々の売上
ゴロフキン対ジェイコブス戦

 先週18日に米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われたゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)対ダニエル・ジェイコブス(30=米)のWBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級タイトルマッチの収支について、K2プロモーションズのトム・ローフラー氏が「ビジネス面では上々の出来」と評している。

 ゴロフキン対ジェイコブスは、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)対シーサケット・ソールンビサイ(タイ)のWBCフライ級タイトルマッチとともにHBOテレビでペイ・パー・ビュー(PPV=有料視聴)で放送された。この契約件数についてローフラー氏は15万件に届くかどうかとの見解を示した。15年10月のゴロフキン対デビッド・レミュー(カナダ)戦が15万3000件だったことを考えると、やや物足りない数字といえるかもしれない。しかし、有料入場者数は1万9939人で、その売上額はレミュー戦の2倍近い370万ドル(約4億1000万円)に上ったという。またスポンサーも増え、海外への放送も100ヵ国を超えたと報告されている。関連グッズの売上は約15万ドル(約1665万円)に達し、レミュー戦の12万4000ドル(約1376万円)を上回った。ちなみにプロモーターからゴロフキンに保証された報酬は250万ドル(約2億7750万円)で、ジェイコブスのそれは175万ドル(約1億9425万円)と伝えられる。