[海外ニュース]2017.3.19
スティーグリッツの欧州V1戦

 元WBO(世界ボクシング機構)スーパーミドル級王者で、ライトヘビー級に転向した現在はWBC(世界ボクシング評議会)13位、IBF(国際ボクシング連盟)9位、WBO4位にランクされるロバート・スティーグリッツ(35=露/独)は18日(日本時間19日)、ドイツのライプツィヒで元世界ランカーのニコラ・シエクロッカ(38=セルビア/モンテネグロ)を相手にEBU欧州王座の初防衛戦に臨んだ。

 スティーグリッツが仕掛け、シエクロッカが迎え撃つというパターンの試合は各ラウンドとも競ったものとなり、比較的地味な展開となった。それでも経験で勝るスティーグリッツが微妙なラウンドをかき集めて判定で勝利を握った。採点は115対113、114対113、114対114の2-0だった。EBU王座の初防衛を果たしたスティーグリッツは57戦51勝(29KO)5敗1分、シエクロッカは37戦32勝(11KO)5敗。
 前座ではエルカン・テッペル(独)対マリウス・ワフ(ポーランド)の元世界ランカー同士のヘビー級12回戦が行われ、ワフが3-0の判定勝ちを収めた。採点は116対112、115対113(二者)だった。37歳のワフは35戦33勝(17KO)2敗、34歳のテッペルは18戦16勝(10KO)2敗。また、この日はWBAライトヘビー級9位、IBF8位、WBO2位にランクされる27歳のドミニク・ボーセル(独)も出場、サウスポーのサミ・エンボム(フィンランド)にボディブローを決めて6回TKO勝ちを収めた。ボーセルは24戦全勝(9KO)、エンボムは15戦14勝(7KO)1敗。