[ニュース]2007.12.23
全日新人王、古口がMVP
22日、超満員の後楽園ホールで行われた第54回全日本新人王決勝東西対決。ミニマム級からミドル級まで全12階級で行われた今年の大会は、東軍西軍を合わせ全勝選手が9人出場し注目の大会となった。
 各階級で激闘が繰り広げられたが、注目の一戦、Sバンタム級の東軍古口学(古口)対西軍村澤光(尼崎)の7戦全勝対決は、さらに白熱した試合となった。東日本新人王決勝戦で敢闘賞を受賞した古口は、同じく西日本新人王決勝戦で技能賞受賞の村澤を序盤から圧倒。2度のダウンを奪い、2RKO勝利で全日本新人王を制した。古口はこの大会で最優秀選手賞(MVP)を受賞し、叔父の古口哲会長とともに喜びを分かち合った。
 もう一つの注目試合、西日本新人王でMVPを獲得した丸木和也(天熊丸木)対迫田大治(横田S)の一戦も観客を大いに沸かせる激戦となった。9戦全勝しかもその内7KOと脅威のKO率を誇る丸木に対し、東の強打を誇る迫田が序盤から猛打を爆発、丸木のリズムを完全に奪い、3Rには左ストレートで丸木からダウンを奪取。2-0の判定で勝利し、迫田は今大会の技能賞を獲得した。
 今大会3賞、最後の敢闘賞には中日本新人王MVPの西軍林翔太(天熊丸木)に負傷判定で勝利となった東軍関本純太(勝又)が選ばれた。
 東西対決で行われた全日本新人王戦。結果は東軍が9勝2敗1分(2敗は不戦勝2組)で大会を制し幕を閉じた。