[発表会見]2017.3.8
井岡一翔の5度目の防衛戦が決定
井岡一翔(井岡)
 WBA世界フライ級チャンピオンの井岡一翔(井岡)が8日、大阪市内のジムで次戦の発表会見を行った。エディオンアリーナ大阪で4月23日(日)、WBA同級2位のノックノイ・シッチパラサート(タイ)を迎えて5度目の防衛戦に臨む。30歳の挑戦者の戦績は66戦62勝(38KO)4敗。井岡は「内容のある勝ち方をしてビックマッチにつなげたい」と意気込んだ。
 試合当日、セミファイナルで元日本王者の大森将平(ウォズ)がWBO世界バンタム級王者のマーロン・タパレス(比)に挑む。一昨年、キャリア唯一の黒星を付けたタパレスへのリベンジマッチ。一翔と大森は昨年の大晦日に京都の島津アリーナで競演し、ともにKO勝利を収めている。
井岡一法会長
 会見の冒頭、井岡一法会長は「今回の相手はタフな印象やね。しっかり振ってくるのでこっちもディフェンスをしっかりして、いつも通り中盤から後半にかけてKOは狙っていく」と5度目の防衛戦に自信をみせた。「明日から4日間、しっかりと白浜で下半身を鍛えなおして、戻って来てから100ラウンドくらいのスパーリングで調整します」と試合までのプランを明かした。
ビックマッチにつなげたいと井岡
 続いて井岡は「まずは5度目の防衛戦までしっかりと仕上げて、次の統一戦とか大きな試合に繋がるようにします」と落ち着いた様子で語った。対戦相手のノックノイは60連勝中と聞いて「信じられないくらいの戦績、世界にはこんなに選手もいるんだなと思いましたね。タフな選手と聞いているので、前回の試合でダウンしていますし、ディフェンス面をしっかりと強化して臨みます」と気を引き締めた。
4月23日井岡5度目の防衛戦