[海外ニュース]2017.3.7
元2階級制覇王者マリナッジが引退
ポール・マリナッジ

 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級王座とWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級王座を獲得した実績を持つ元世界王者ポール・マリナッジ(36=米)が引退を表明した。マリナッジは4日、英国ロンドンでWBCインターナショナル・スーパーライト級王者サム・エギントン(23=英)と対戦したが、ボディブローを浴びて8回KO負け。これがラストファイトになった。

ポール・マリナッジ
 イタリア系のマリナッジは「マジックマン」のニックネームが示すとおりの技巧派で、07年にIBF世界スーパーライト級王座を獲得。12年4月にはウェルター級でWBA王座を手にした。エイドリアン・ブローナー(米)に惜敗して王座を失ったあとはショーン・ポーター(米)とダニー・ガルシア(米)に連続TKO負けを喫した。その後はイタリア遠征、英国遠征などで3連勝をマークしていたが、エギントン戦では7回までポイントをリードしながら逆転された。通算戦績は44戦36勝(7KO)8敗。