[海外ニュース]2017.3.6
元王者スリヤンが自国で再起第3戦

 元WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王者で現在はWBCバンタム級1位にランクされるスリヤン・ソールンビサイ(28=タイ)は4日、タイの首都バンコクで元WBO(世界ボクシング機構)アジア・パシフィック・ライトフライ級王者トミー・セラン(33=インドネシア)と対戦した。昨年4月、アンセルモ・モレノ(31=パナマ)との挑戦者決定戦で判定負けを喫したスリヤンにとっては再起3戦目だった。

 試合はナワポーン・ソールンビサイ(タイ)対ファン・エルナンデス(メキシコ)のWBC世界フライ級王座決定戦の前座で行われ、スリヤンが3回KO勝ちを収めた。これでスリヤンはモレノ戦後3連勝(2KO)とし、通算戦績も57戦49勝(25KO)7敗1分に伸ばした。しかし先月、VADA(任意の反ドーピング協会)の抜き打ち検査でドーピング違反が発覚しており、今後に関しては不透明な部分が多い状況だ。敗れたセランは42戦28勝(16KO)14敗。4ヵ月前にWBCアジア・ミニマム級タイトルマッチで7回TKO負けを喫したのに続き、これでタイでは14年以降に11戦全敗(9KO負け)となった。