[試合後談話]2017.2.19
歌舞伎町ど真ん中でボクシング
ふりわけの難しいラウンドが続いた
 19日の新宿フェイスで開催された「パイオニアオブファイト.2」のメインイベント、51.5㎏契約8回戦では、日本フライ級7位の星野晃規 (28=M.T)とOPBF東洋太平洋同級5位の小坂駿(21=真正)が対戦。立ち上がり、関西から日本ランクを奪いにきた小坂がジャブを飛ばしリズム感のある攻撃を見せた。
採点表
 主導権を取られた星野だが、次の回からプレスをかけてワンツーをヒット。その後はジャッジ泣かせのラウンドが続いたが、星野がボディを中心に有効打で上回り、ジャッジ2者の支持を得て接戦を制した。
連勝した星野
 日本ランキングを死守した星野は「メインイベントを締めることができてホッとしている。いつもだったら手応えのあるパンチが外されていた。ボディが当たっていたので(採点は)勝ったかなと思った」と安堵の表情。かつてはバンタム級を主戦場としていた星野だが「これからはフライ級で戦っていく。今年中に日本でもOPBFでもタイトル戦がしたい」と群雄割拠のフライ級に割って入ると意気込んだ。
中谷が豪快に倒した
 セミファイナルでは、2016年度全日本フライ級新人王の中谷潤人(19=M.T)がフライ級6回戦に出場。初回からミンクワン・アールアールナコンパトム(タイ)にジャブを伸ばしながら上下にコンビネーションを決めると、2ラウンドに強烈なワンツーを叩き込みキャンバスに沈めた。
コンスタントに試合をしていきたい
 全日本新人王戦からわずか2ヶ月足らずで試合を迎えた中谷は「最後のパンチはおでこに当たったが感触はあった。色々試したかったのでもう少し長くやりたかった。試合させてもらえるのはありがたいこと」と声を弾ませた。1月に19歳になったばかりの中谷は「今年はタイトルに絡んでいけるように少しでもランクを上げていきたい」と今後の抱負を口にした。