会見の冒頭、本石昌也会長は「4月2日のメインイベントでは日本タイトル戦も間近になった日本スーパーフライ級2位の奥本貴之が東洋太平洋同級9位でフィリピン同級チャンピオンのエラニーノ・セジャーノ選手とスーパーフライ級8回戦。セミファイナルではスーパーバンタム級8回戦で田中一樹が世界ランカーに挑戦します。相手の名前は正式に決まってから報告します。続いて移籍2戦目を迎える京口竜人は元世界ランカーで東洋太平洋フェザー級6位のシルベスター・ロペス(比)と58.5kg契約で戦います。最後に現役女子高生ボクサーの小村楓香は外国人ボクサーで調整中です。今年は奥本、田中、京口で何かしらのタイトルを狙います。今日はその決意を表明する会見です」とイベントの詳細と決意表明を行なった。

　メインイベンターの奥本は「今回の試合にしっかり勝って、タイトル戦を組んでもらったら一発でとれるように頑張って練習しています。早くチャンピオンにならないと、私生活でもバイトもいつもクビになってしまうし、ボクシングだけで食べれるようになりたいので頑張ります」と切実な思いを明かした。

　ランキング返り咲きを目指す田中は「次の試合は世界ランカーと組んでいただきました。自分はまだまだ未熟なんですけど、しっかりこのチャンスを生かして世界ランキングをもらって、ステップアップできる試合にしたいと思います」。

　続いて、京口は「今回移籍2戦目で東洋太平洋ランカーと組んでもらいありがたく思っています。今回しっかりランキングをとって行きたいと思いますので応援よろしくお願いします」と落ち着いた様子で語った。

　女子高生ボクサーの小村は「今年一発目の試合なので、気を引き締めて絶対倒そうと思います。応援よろしくお願いします」と語った。さらに昨年落第し2度目の高校2年生から3年への進級を目指す小村は「今年は3年生になれると思います。とりあえず来週から期末テストなので、そこも集中して頑張ります」と試合同様の強い決意を語った。