まだ微かに7月2日の対戦に可能性はあるものの、合意目前で白紙になりほぼ絶望的になってしまったIBF・WBOヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)対WBAヘビー級王者デビッド・ヘイ(英)。クリチコは白紙になる原因となった、4月30日に無敗の挑戦者、デレック・チゾラ(英)との対戦で落ち着いたが、ヘイの方は現在WBA1位のルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)との指名試合を実現させようと交渉を進めていたが、チャガエフにはB型肝炎の過去があり、英国ボクシング管理委員会は完治していなければ英国内での試合は認めないという。そこでWBAランキング2位、3位のデニス・ボイツォフ(ロシア)とアレクサンデル・ポヴェトキン(ロシア)が対戦候補として上がった。2人はヘイが今まで戦ってきた選手達より若く対戦した場合には強敵になるだろう。2人はチャガエフより強敵と見る関係者も少なくなく、ヘイは2人のどちらかと英国で戦うのか、国外でチャガエフと対戦するのか?!