[表彰式]2017.2.10
Lフライ級3王者は統一戦に前向き?
左から八重樫、田口、田中
 東京ドームホテルで10日に行われた2016年度年間表彰式では、優秀選手賞に選ばれたライトフライ級の3王者が肩を並べ、統一戦について語った。大晦日に5度目の防衛に成功したWBA王者の田口良一(30=ワタナベ)は、「前回の試合は反省点が多いが昨年、今年と賞をもらえて嬉しい。田中くんと戦うことになれば、自分が前に出て打ち合いに持っていきたい」と統一戦に前向き。しかし、普段からスパーリングなどで接することの多い八重樫については「いや、ちょっと…」と言葉を濁した。
田口と隣あった田中 何を話したのか
 また、大晦日の王座決定戦で同級1位のモイセス・フエンテス(メキシコ)を5回TKOで下し、ミニマム級に続く2階級制覇、WBO王座を獲得した田中は、「今年一番の目標は統一戦を実現すること。田口選手でも八重樫選手でも構いません。数多くいるチャンピオンの中で中心を目指していきたい」と田口同様、統一戦に意欲を示した。
八重樫はWBC王者が標的?
 この二人の発言を受け、12月30日に2度目の防衛に成功したIBF王者の八重樫は、「日本人同士でやるのもいいが、まだガニガン・ロペス(メキシコ)が持つWBC王座が残っている。統一戦はそっちとやりたい」とひとまず対戦を拒否。だが、田口vs田中、八重樫vsロペスとなれば、今度はその先の4団体統一戦へと夢は広がり、八重樫もその構想を頭に描いているのかもしれない。