[ニュース]2007.11.5
坂田、ドローで防衛成功
 4日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで行われたWBA世界フライ級タイトルマッチは王者坂田健史(協栄)が挑戦者の同級2位デンカオセーン・カオウィチット(タイ)と12回フルラウンドを戦い抜き、三者三様の判定で引き分け、辛くも2度目の防衛に成功した。
 スロースターターを自認する坂田は、1R中盤にデンカオセーンの右ストレートでダウンするなど危うい展開となった。その後、接近戦を仕掛ける坂田にデンカオセーンのクリンチとホールドが頻繁になり、12R、デンカオセーンが坂田のラッシュにホールドを繰り返し減点1を取られる。結局、この減点が試合の勝敗を分けるポイントとなった。
 坂田は1Rのダウンを挽回し、終盤連打を決めるも判定はやや不満の残るドロー判定に。試合後のリング上でのインタビューで坂田は「金平会長の誕生日を汚ずに済みました。(ダウンは)自分もビックリしました。まだまだ課題はあります。一戦一戦、自分らしく少しづつ強くなります。応援お願いします」とインタビューに答えた。
 次の防衛戦は指名挑戦試合となる。日本で今もっとも注目されるカード、坂田対WBA同級1位亀田興毅か?もう1人の日本人王者、WBC世界フライ級王者内藤大助か?坂田は「誰の挑戦でも受ける」と語るだけに可能性はある。