[ニュース]2010.12.27
興毅、夢の3階級制覇
左:興毅 右:ムニョス
 亀田祭りのトリを飾った、WBA世界バンタム級王座決定戦"同級2位・亀田興毅(亀田)VS同級5位アレクサンドル・ムニョス(ベネズエラ)"の一戦は、興毅がムニョスにボクシングをさせず右フック、左ストレートをカウンターで当て続け、最終12回には元世界王者の日本人キラーからダウンを奪い、見事判定3-0(115-111,116-109,117-109)で王座を獲得。同時に日本人初の世界3階級制覇を達成した。
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 子供の頃から世界3階級制覇を口にしていた興毅は、3本の世界ベルトを前に「言葉が無い。ムニョスはパンチもあり、スタミナもある強い相手だった。階級を上げ、それに耐えられる力を自分もつけた。良い経験が出来ました」と、会心の笑顔を見せた。
興毅の会見
 今回、2階級上げての戦いについて興毅は「自信もあったが、不安の方が大きかった。それを打ち消すには練習しかない。これからももっと努力をして強くなりたい」と語った。
喜びの興毅
今後については「スーパーフライ級での4階級制覇もあるし、3階級制覇の肩書きを持って世界トップ選手とのビックマッチも戦いたい」と話し、世界トップリングへの挑戦に意欲を見せた。
ムニョス会見
 一方、敗れたムニョスは「興毅は調整が上手くいっていたのだろう。最終ラウンドのダウンはスリップだと思っている。自分がこれまでの日本人選手にしてきたように、私にリベンジの機会を与えてほしい」と、再戦を要望していた。
亀田3兄弟
 06年にWBAライトフライ、09年にWBCフライ、そして今回のWBAバンタムと、遂に世界3階級制覇を実現させた興毅。プロデビューから7年、24歳の興毅がいよいよ世界のトップステージへと登り始める。