[予備検診]2016.12.28
V5戦の田口良一100%の仕上がり
勝つのは自分と意気込んだ両者
 大晦日に東京・大田区総合体育館で開催される「THE BEST OF BEST」のセミファイナル、WBA世界ライトフライ級タイトルマッチに出場する王者の田口良一(30=ワタナベ)が28日、挑戦者の同級3位カルロス・カニサレス(23=ベネズエラ)と都内のホテルで予備検診を受けた。身長で10㎝、リーチで9㎝と挑戦者を大きく上回った田口は、5度目の防衛戦に向け「パワーとスピードがあって強そうな挑戦者だが、この体格差は自分にとってやりやすい。勝つのは自分」と自信をアピールした。
試合の模様は当日ゴールデンタイムにて東京テレビ系列で全国中継される。
KO率の高い挑戦者だが、田口なら大丈夫
 また、フィジカル面で評価のある挑戦者対策として、田口の下半身強化に取り組んできた石原雄太トレーナーは「相手は思っていたより上手いという印象だが、田口なら問題はない。100%の仕上がり」と太鼓判。渡辺均会長も「田口は4団体の中で一番強いと評価を受けているが、油断することなくやってほしい」と期待した。
カニサレスも仕上がりの良さをアピール
 一方、今回が世界初挑戦となる16戦全勝、KO率80%を超すカニサレスは、「今年7戦目だが疲れもなくコンディションはとても良い。背の高い選手には慣れているし、モチベーションも高い。日本の皆さんに良い試合を見せたい」と話し、田口同様100%の自信を示した。明日は都内のホテルで調印式が行われる。
田口6度目の世界戦検診
■検診結果
WBA世界Lフライ級タイトルマッチ
王者・田口良一(ワタナベ)
身長:167.5cm
頸周:36.5cm
胸囲:87.5cm
リーチ:172.5cm
血圧:126/66mm/Hg
脈拍:66/min
体温:36.8℃
敵地での王座奪取を狙う全勝挑戦者
同級3位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)
身長:158.0cm
頸周:36.0cm
胸囲:84.3cm
リーチ:163.6cm
血圧:123/64mm/Hg
脈拍:45/min
体温:36.7℃