[予備検診]2016.12.27
身長が縮んで納得いかない八重樫東
不満顔で会見に応じた八重樫
 東京・有明コロシアムで開催される「ボクシングフェス2016」で2度目の防衛戦に臨むIBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(33=大橋)が、挑戦者のIBF世界ミニマム級8位サマートレック・ゴーキャットジム(32=タイ)と都内の後楽園ホール展示場で予備検診を行った。両者のデータが発表され、身長154.5㎝の挑戦者に対し5㎝上回った八重樫だが、前回の検診時と比べ1㎝強低い数値に納得がいかないと不満。これに大橋秀行会長は「歳を取ったんだよ」と一蹴し報道陣の笑いを誘った。
試合の模様は当日夜6時から8時54分までフジテレビ系列で全国生中継される(延長対応あり)。
八重樫の検診
 他の数値でも挑戦者を上回った八重樫は、「自分より低い相手は珍しい。体格のアドバンテージがあってもそれが試合で良い方向に発揮されるとは限らない」。「ここまで怪我もなく上手く調整ができているので、最後まで気を抜かずに当日を迎えたい。しっかりと気持ちを作ってリングに上がりたい」と冷静に話した。
挑戦者をはさみ左コンパヤック 右ペッチバンボーン
 一方、2014年9月に井上尚弥(大橋)が保持していたWBC世界ライトフライ級王座に挑んで以来、2度目の世界挑戦となるサマートレックには、元2階級制覇王者のコンパヤック・ポープラムック(34)、9月に井上に挑戦したペッチバンボーン・ゴーキャットジム(31)がトレーナー、スパーリングパートナーとして同行。心強い味方がついた挑戦者は、試合が待ちきれないといった様子で「体格差があるのはいつものこと。日本は寒いが問題はない。10月からいつチャンスが来てもいいように準備をしてきたのでしっかりと仕上がっている。八重樫から必ずベルトを獲ってみせる」と意気込んだ。
高揚気味に意気込んだサマートレック
■検診結果
IBF世界Lフライ級タイトルマッチ
王者・八重樫東(大橋)
身長:159.5cm
頸周:38.5cm
胸囲:89.0cm
リーチ:162.0cm
血圧:143/87mm/Hg
脈拍:47/min
体温:36.5℃

挑戦者・サマートレック・ゴーキャットジム
身長:154.5cm
首周:35.0cm
胸囲:86.5cm
リーチ:161.0cm
血圧:121/90mm/Hg
脈拍:79min
体温:37.1℃