[前日計量]2016.12.22
東西の新人王が集結!フライ級はMVP対決
フライ級は全勝同士の対決
 明日の23日(金)、後楽園ホールで開催される「第63回全日本新人王決定戦」の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。3月から開幕した新人王戦も明日がオーラス。東軍が赤色、西軍が青色のトランクスを身に着け、12階級で今年の新人王の頂点を目指す。計量の結果は以下の通 り。
 なお、試合の模様は当日、日本テレビG+で14時から生中継される。
■ミニマム級(リミット47.6kg)
富岡達也(18=REBOOT) 47.4㎏(200gアンダー)
冨田大樹(19=堺東ミツキ) 47.5kg(100gアンダー)

■ライトフライ級(リミット48.9kg)
郡司勇也(20=帝拳) 48.7kg(200gアンダー)
戸谷彰宏(21=蟹江) 48.8kg(100gアンダー)

■フライ級(リミット50.8kg)
中谷潤人(18=M・T) 50.7kg(100gアンダー)
矢吹正道(24=薬師寺) 50.6㎏(200gアンダー)

■スーパーフライ級(リミット52.1kg
福永亮次(30=宮田) 51.7kg(400gアンダー)
藤本耕太(18=江見) 51.8kg(300gアンダー)

■バンタム級(リミット53.5㎏
新島聖人(20=帝拳) 53.4kg(100gアンダー)
城後響(23=井岡) 53.5kg(リミット)

■スーパーバンタム(リミット55.3kg)
松本竜也(22=角海老宝石) 55.2kg(100gアンダー)
岡本文太(22=井岡) 55.2kg(100gアンダー)

■フェザー級(リミット57.1kg)
木村吉光(20=白井・具志堅) 57.0kg(100gアンダー)
澤井剛志(22=Gツダ) 56.6㎏(500gアンダー)

■スーパーフェザー級(リミット58.9kg)
粟田佑之(25=KGF大和) 58.9kg(リミット)
上田隆司(23=奈良) 58.6㎏(300gアンダー)

■ライト級(リミット61.2kg)
石井龍輝(19=船橋ドラゴン) 60.8kg(400gアンダー)
小田翔夢(18=琉球) 61.0㎏(200gアンダー)

■スーパーライト級(リミット63.5kg)
大野俊人(20=石川ジム立川) 63.4kg(100gアンダー)
吉開右京(19=島袋) 63.2㎏(300gアンダー)

■ウェルター級(リミット66.6kg)
豊嶋亮太(20=帝拳) 66.5kg(100gアンダー)
西原成紀(22=仲里) 66.3kg(300gアンダー)

■ミドル級(リミット72.5㎏)
あぐーマサル(36=吉祥寺鉄拳8) 72.5kg(リミット)
浅原亮弘(28=駿河男児) 72.3㎏(200gアンダー)
左:中谷 右:矢吹
 フライ級はともにMVPを獲得したもの同士による今大会一番の注目のカード。長身サウスポーの中谷は多彩なコンビネーション、精度の高い左クロスを武器に戦う18歳。一方の矢吹も西軍代表決定戦では初回に右クロス一撃でキャンバスに沈めてMVPを獲得した。

中谷「(相手は)良く仕上げてきているなと思った。カウンターに気を付けて勝ちに徹する。お客さんも楽しみにしている試合だと思うのでそれに相応しい面白い試合をしたい」。

矢吹「横に並んだが思っていたより大きく感じなかった。色々とサポートしてもらっているので明日は絶対に勝つ。普通にやれば勝てると思う」。
左:石井 右:小田
 ライト級は軽快なフットワーで冷静な試合運びを見せ初回KO勝ちで技能賞を獲得したサウスポー石井と恵まれた身体能力を生かし伸びのある右ストレートを相手をKO。技能賞を受賞した小田の対戦。

石井「相手は出てくると思うので、焦らず自分のボクシングをしたい。基本に忠実にどう捌き切るか。ダメだったらそれは自分の力不足」。

小田「後楽園ホールのリングはU-15の決勝戦以来。右ストレートに自信があるのでやるだけのことをやってKOしたい」。
左:吉開 右:大野
 スーパーライト級はプレスかけて壮絶な打撃戦を制し敢闘賞を獲得した大野とセンス溢れるボクシングで勝ちあがってきたスイッチヒッター吉開の対戦。

大野「お客さんを盛り上げる試合をしたい。今年最後の試合なので全部をぶつける。相手は良い選手なので戦うのが今から楽しみ」。

吉開「ガンガン前に出てくると思うので冷静に対抗したい。明日は絶対に勝ちます!」
左:藤本 右:福永
 スーパーフライ級は勝ち星すべてがKO勝ち。技巧派サウスポーの福永と前戦、2ラウンドに強烈な右フックでKOし敢闘賞を受賞した好戦的なサウスポー藤本。

福永「初回から攻めていき仕とめたい。圧力をかけて相手に手を出させないようにしたい」。

藤本「相手の左を警戒しつつスピードのあるボクシングをします。ジム初の全日本新人王を獲ります!」