[試合後談話]2016.12.14
ジム期待の新人2人がホールで激突
左:富岡 右:篠塚
 激戦が続く師走の後楽園ホール。14日(水)に開催された「三迫一門会」の第9試合では期待の新人がプロデビュー。富岡樹(19=REBOOT)と篠塚辰樹(18=ワタナベ)が対戦した。
落ち着いた試合運びを見せた
 リーチで上回る富岡が得意のジャブを飛ばし篠塚の顔を弾いてペースを掌握。しかし、篠塚も強気の姿勢を崩さずプレスをかけてワンツーを好打した。ラウンドが進むにつれて両陣営の応援団の声援が大きくなる中、富岡は冷静なボクシングで篠塚の追撃を振り切り判定勝ちした。
来年の飛躍に期待
 試合前日に体調を崩した中での勝利となった富岡は「いつものスパーリングのようにはいかなかった。出来は30点です」と辛口採点。「相手もデビュー戦で気合いが入っていたが、アメリカで40日間スパーリング合宿したので負けるわけにはいかなかった。もっとキャリアを積んで来年はフェザー級、スーパーフェザー級の日本ランカーをビビらせる存在になりたい」と抱負を語った。
 アマチュア40戦31勝9敗の実績を残しプロのリングに飛び込んだ富岡。23日に全日本新人王決定戦に出場する弟の達也、24日にA級昇格をかけた一戦に挑む兄の哲也の富岡兄弟とは従兄弟にあたるという。REBOOTジムにまたひとり楽しみなボクサーが誕生した。