[公開練習]2016.12.13
井岡一翔、徐々に仕上がってきた
井岡一翔(井岡)
 大晦日に4度目の防衛戦を控えるWBA世界フライ級王者の井岡一翔(27=井岡)が13日、報道陣を集めて練習を公開した。試合まで3週間をきった井岡は「いつも通り順調に進んでいる」と14度目の世界戦に向け万全な調整を強調した。
 試合は大晦日、京都市内の島津アリーナ(京都府立体育館)でWBA世界フライ級暫定王者のスタンプ・ギャットニワット(タイ)を迎えてWBA世界フライ級王座統一戦として行われる。
徐々に仕上がってきた
 練習前に取材に応じた井岡は「いつも通り順調に徐々に仕上がっている感じですね。今年は年2回のペースだったので、焦らずゆっくり仕上げていける感じだったのでまた次の試合でレベルアップしたところを出せたらいいです」と順調な調整をアピールした。対戦相手のスタンプについては「ビデオは見ましたけど、まあ、若いですし、振ってくる感じだと思うのでしっかり自分のペースに持っていきたいですね」と語った。
井岡一法会長
 練習を見守った井岡一法会長は「きっちり仕上げてきてる。全体的にもスピードもパワーも上がっているし、いつも通り中盤から後半にかけてKOできたらまた来年のビックマッチにつながるからな。まあ、相手も若いし振ってきよるからしっかりとチャレンジャーの気持ちで挑ませる」と意気込みを語った。
12ラウンド、キレキレの動き
 練習は、入念なウォーミングアップから同門のボクサーを相手に12ラウンドのスパーリングを敢行した井岡。序盤から手数を出して距離を掌握するとプレスを強め左右のボディを入れペースを握った。後半ペースを上げ12ラウンド集中を切らすことなく攻め続け大粒の汗を流した。
会長と入念なチェック