[非公開練習]2016.11.17
2階級制覇狙う中京の怪物が武者修行!
大晦日に岐阜で世界戦
 大晦日に岐阜メモリアルホール「で愛ドーム」でWBO世界ライトフライ級王座決定戦に出場する同級2位、前WBO世界ミニマム級王者の田中恒成(21=畑中)が、都内で16日から19日までの予定で出稽古を敢行。初日は角海老宝石ジムに姿を現し、日本フライ級5位の阪下優友(25)と6ラウンドのスパーリングを行った。
多彩な左から連打に繋げた
 決定戦で王座を争う世界2階級制覇王者、同級1位モイセス・フエンテス(31=メキシコ)は164㎝の田中より4㎝高く、リーチもあり軽量級では長身の選手。そのため、今回の出稽古ではフエンテス対策として階級上の長身選手が抜擢された。167㎝の阪下と対峙した田中は、長いリーチから手数を繰り出す阪下に強烈なジャブを当ててはポジションを変え、細かいパンチに繋げた。
阪下も連打で対抗
阪下も12月6日に試合を控え初回からペースを上げて攻め込んだが、田中のパンチと攻守の切り替えの速さに終了後は「さすがですね。めっちゃ上手い」と舌を巻いた。
19日まで都内で練習を積む
 普段は出張してまで練習をする機会がないという田中は「新鮮でいいですね。せっかくの機会だからいろんな選手とやりたい」と笑顔を見せ、今回はあくまでも実戦に慣れるためのスパーリングと説明。16日以降も都内のジムで日本ランカークラスの長身選手と拳を合わせるそうだ。