もともとWBAは井岡とスーパー王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に対戦を課していたが、エストラーダが9月にスーパー王座を返上したため井岡の指名戦は宙に浮いていた。そこでWBAは新たに暫定王者のスタンプを指名したかたちになった。このスタンプは98年1月7日生まれの18歳で、13年4月に15歳でプロデビュー。現在の暫定王座を獲得したのは15年7月のことで、そのときの年齢は17歳6ヵ月22日だった。これはウィルフレド・ベニテス(プエルトリコ)の17歳5ヵ月23日に次ぐ史上2番目の年少戴冠記録でもある。戦績は、3度防衛中の井岡が21戦20勝(12KO)1敗、暫定王座を1度防衛しているスタンプは15戦全勝(6KO)。