[公開練習]2016.10.7
当たり前のことを当たり前にやる。
好川と李、ガッチリ握手
 大阪府堺市内の堺東ミツキジムで7日、WBO女子世界フライ級王座決定戦に出場する元東洋太平洋女子ライトフライ級王者の好川菜々(38=堺東ミツキ)と対戦相手の前WBO女子世界ライトフライ級王者の李恩恵(韓国)が報道陣に練習を公開した。試合まであと3日と迫っているため両者は軽い調整で切り上げたが、キレのある動きをみせ好試合を予感させた。
 試合は9日、堺市産業振興センターで第1試合は午後2時半ゴング予定。
元気です!
 2度目の世界挑戦が近づいて来た好川は「コンディションはバッチリです。今回はフライ級での挑戦なのでしっかりお米を食べながら、まだ食べれている状態なので、すごく元気です」と順調な調整をアピールした。「昨年メキシコで2ヶ月合宿をして来たことで色々と引き出しもできたと思うのでそこを出していけたら良いです。当たり前に当たり前のことをして勝ちたいです」と意気込みを語った。予定より早めにジムを訪れた対戦相手の李と初対面した好川は「すごい可愛らしい人なんだっていう感じですかね。この人がボクシングするのかっていう感じですね」と不敵に微笑んだ。
李恩恵(33=韓国)
 続いて会見に臨んだ初来日の李は「ヨシカワのことは韓国で試合のポスターを見ていたので『あ、同じ人だ』という印象ですね」と好川の印象を語った。「右ストレートが自信あります。敵地での試合なのではっきりと明確な形で勝ちたいと思います」と静かに語った。
キレのあるパンチを打ち込む好川
 公開練習はまず、好川が2ラウンドのシャドーと1ラウンドのミット打ちを披露。大粒の汗を流しキレのある動きを見せた。続いて李は2ラウンドのシャドーを披露し練習を切り上げた。こちらも軽めながら時折見せるコンビネーションにはパンチの重さを感じた。
明確に勝ちたいと李