[ニュース]2010.11.29
海外の試合結果①
左:マルケス 右:カチディス
マルケス、激闘を制する
 WBA(スーパー)&WBO世界ライト級王者ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)は27日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンでWBO同級暫定王者マイケル・カチディス(豪)と対戦し、激闘のすえ9回2分14秒TKO勝ちを収めた。
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 好スタートを切ったマルケスだが、3回に落とし穴が待っていた。カチディスの左フックを浴びてキャンバスに落ちたのだ。ダウンから立ち上がって試合再開に応じたマルケスは暫定王者と果敢に打ち合い、ラウンド終盤にはペースを奪回。
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その後も激しいパンチの応酬が続いたが、マルケスの上下のコンビネーションを浴びたカチディスは徐々に消耗。さらに顔面の腫れも目立ち始めた。8回になるとカチディスは目に見えてペースダウン。9回、マルケスがコンビネーションで攻め立てると、ダメージの見えるカチディスは力なく後退して難を逃れようとしたが果たせず、レフェリーが試合をストップした。
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 マルケスは58戦52勝(38KO)5敗1分。今後、過去2戦1敗1分のマニー・パッキャオ(比)との第3戦に向けて具体的な交渉が進められる模様。暫定王座を失ったカチディスは30戦27勝(22KO)3敗。
左:エルナンデス 右:ベルト
ベルト、存在感示す127秒KO
 マルケス対カチディスと同一イベントで行われたアンドレ・ベルト(米)対フレディ・エルナンデス(メキシコ)のWBC世界ウェルター級タイトルマッチは、ベルトが初回2分7秒、右一発でKO勝ちを収めた。
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 衝撃的な勝利で戦績を27戦全勝(21KO)に伸ばしたベルトは、パッキャオの次期対戦候補に急浮上。今後の交渉しだいでは来年5月に大舞台に上がる可能性が出てきた。