成田空港の出発ロビーで取材に応じた藤岡は「試合のオファーが来たのが8月28日。いつ試合の話がきてもいいように準備はしていたし、断る理由はないので即決で決めた。屋内でやるのか屋外で試合するのかは行ってみないとわからない」 と試合決定の経緯を説明。「相手はカウンターを当てるのが上手いタイプ。判定だと厳しいので芯にもらわないようにだけ気を付けるが、多少パンチをもらってもいいから倒しに行く」。「メキシコには遊びに行くわけではないので確実に勝てるような試合をしてベルトを獲ってきます!」 と力強く必勝宣言した。

　アメリカ経由で17時間かけてメキシコ入りするという藤岡。決戦地であるメキシコは標高2300m、最低気温13℃。さらに藤岡陣営のスタッフは3人、応援は2人と厳しい条件の中で戦うことになるが、これまで幾度の修羅場を潜り抜け、その度に強さを見せつけてきた藤岡のベルト奪取に期待したい。