まず、第8試合には2012、2015年のアジア女子選手権銅メダル、世界選手権4度出場(2008年ベスト8)、全日本女子選手権7連覇(史上最多)をはたしたチャオズ箕輪(本名:箕輪綾子=ワタナベ)が、タイ人選手を相手にB級デビュー戦を迎える。フライ級リミットちょうどの50.8kgでパスした箕輪はプロ初戦に向け「明日はリングで暴れます!」とアピールした。相手のペッチパヤ・モークルンテープトンブリー(23=タイ)は600gアンダーの50.2kgでパスした。

　また、セミファイナルには4戦全勝(3KO)、東洋太平洋女子スーパーバンタム級1位の後藤あゆみ(28=ワタナベ)がスーパーバンタム級6回戦に出場。タイ人選手を迎えA級昇格の掛かった一戦に臨む後藤は、100gアンダーの55.2kgで計量をクリア。ボクシングと並行してバスケットのクラブチームに入っているという後藤は「バスケの動きがボクシングに生かされている。ボディ打ちを強化してきたのでボディを的確に打ちたい」と語った。「タイトル前哨戦だと思うのでこの試合に勝って高野さんに挑戦したい」と東洋太平洋同級王者の高野人母美(29=協栄)に挑戦したいと意気込んだ。拳を交えるペッターピー・モークルンテープトンブリー(20=タイ)は600gアンダーの54.7kgで一発パスした。

　また、先日の女子特集でも取り上げた東京・月島の「フクロウカフェ」のオーナー、石川海(32=UNITED)が第4試合のアトム級4回戦でデビュー。700gアンダーの45.5㎏でパス。この日のために練習を重ねてきた石川は、「全力でやるだけ!まだまだ下手なので教わったことを出せるように頑張ります」と控えめにコメントした。相手を務めるペットルークターン・モークルンテープトンブリー(17=タイ)も200gアンダーの46.0kgで計量を終えた。