[前日計量]2016.9.12
注目のランカー対決
左:坂 右:中嶋
 明日の後楽園ホールで開催される「ファイティング ビー18」のセミファイナルはフェザー級のランカー同士によるサバイバル戦が行われる。フェザー級8回戦、日本同級15位の中嶋孝文(31=T&H)と日本同級5位の坂晃典(24=仲里)の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、両者ともにパス。決戦に向けて意気込みを語った。
中身の濃い練習ができた
 6月に日本スーパーバンタム級1位ジョナタン・バァト(35=カシミ)に判定負けして以来の再起戦となる中嶋は200gアンダーの56.9kgで一発パス。「強い相手との試合を組んでくれてありがたいです。前回のことは忘れてしっかり頑張る」とコメント。坂の印象を「自分と似たタイプ。手数が多くて詰めも鋭い。ジャブの差し合いがカギになるのではないか」と激しいペース争いを予想。「ランキングは落ちると思っていた。自分には運がある。勝って勢いのつく試合にしたい」と再浮上を目指す。
好調をキープしている坂
 2014年2月以来の後楽園ホールでの試合となる坂はフェザー級リミットちょうどの57.1kgで秤を降りた。「(中嶋は)左が強くまとまった選手。戦うのが楽しみ」とリラックスした表情を見せた。「ランキングも上位にきたし、もうそろそろチャンスが回ってくると思うので一戦一戦、戦っていく」と現在、空位になっている日本フェザー級王座(24日に名古屋で林翔太と上野則之のあいだで王座決定戦が行われる)を気にしつつも、目の前の決戦に集中すると意気込んだ。