【ボクシング試合後談話】広島で凱旋試合

[試合後談話]2016.8.28
広島で凱旋試合

カワシモと小坂

　広島県福山市内のふくやま産業交流館ビックローズで28日、広島三栄ジム、真正ジムのイベント「REAL SPIRITS.53」が開催された。メインイベントでは真正ジムの「小坂3兄弟」の長兄、日本スーパーバンタム級4位の小坂遼(23=真正)が九州に本拠を置くレイスポーツジムのコラレス・カワシモ(33)を迎えてスーパーバンタム級8回戦に臨んだ。

小坂3兄弟の長兄

　試合は、強打の小坂が最後はランカーの実力をみせ完勝した。序盤、プレスをかける小坂にカウンターを狙うカワシモが手数を出す展開となる。徐々に小坂も左ボディをあてペースを握り返すと5ラウンド中盤、カワシモをコーナーに詰めた小坂が左ボディから右ショートを決めカワシモがダウン。立ち上がったカワシモにラッシュを仕掛けた小坂がレフェリーストップを呼び込んだ。

地元凱旋試合に完勝

　試合後、小坂は「コーナーに帰るたびに江藤さん(トレーナー)にずっと怒られていました。緊張してないつもりだったんですけど、地元やったからか前半足が動かんかったです。相手は腹が効いていたのはわかっていたので練習通りの下から上が決まりましたね。勝ててよかったです」と地元開催での勝利に安堵の表情をみせた。

山下正人会長

　山下正人会長は「狙いすぎたところもあったし、結果が物足らないけど、まあ、勝てたしよかったですね。これからも、広島出身の選手がランキングを上げていったらこっち(広島)でやってもいいかなっと思いますね」と語った。