[試合後談話]2016.8.21
神戸から世界を目指す
シーラユットと帝里木下
 神戸市内のサンボーホールで21日、千里馬神戸ジムのイベント「PEGASUS SUPER FIGHT.50」が開催された。メインイベントはIBF世界スーパーフライ4位の帝里木下(30=千里馬神戸)がタイ人ボクサーを相手に臨んだバンタム級8回戦。自身2度目の世界挑戦に弾みをつけることができたのか。
KOで完勝
 世界挑戦から2年、5連勝中のサウスポーは再び世界を視野に入れられるのか。帝里は序盤から右ジャブを上下に散らし優位に試合を進める。対して、シーラユットは帝里の巧みなボディワークについていけずパンチが空を切る。すると3ラウンド、帝里のノーモーションの左ストレートがヒットしシーラユットがダウン。立ち上がったシーラユットだが、帝里のラッシュに2度目のダウン、再び立ち上がるも足元が定まらずカウントアウト。帝里がKOで完勝した。
いつでもいける
 試合後、帝里は「今回はバンタム級でしたけど、いつもと違って2、3ヶ月前から調整に入って調子も良かったのでスーパーフライ級でいきます。自分の立場ではIBFですけど、どの団体でもチャンスがあれば行きたいです。気持ちを切らさないようにまた頑張ります」と落ち着いた様子で語った。
千里馬啓徳会長
 千里馬啓徳会長は「あのレベルの選手でもしっかりKOで決めてくれたし、良かったね。IBFとの交渉はチャンピオンの試合のあと9月にでも交渉したい。実際はどの団体でもチャンスがもらえるなら行きたいね」と笑顔で話した。