[ニュース]2010.11.4
WBC、指名挑戦者決定
 メキシコのカンクンで開催されている第48回WBC総会で3日、各クラスの指名挑戦者を確認、決定する作業が行われた。
 日本唯一のWBC王者、バンタム級の西岡利晃(帝拳)に関しては指名挑戦者(レンドール・ムンロー)を退けたばかりとあって新たな挑戦者の指名は見送られた。フェザー級は11月26日(名古屋市・日本ガイシホール)にファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)と長谷川穂積(真正)の間で王座決定戦が行われるが、勝者に対してはジョニー・ゴンサレス(メキシコ)が第1指名挑戦者とされた。さらにジャスティン・サビ(ベナン)対チョラタン・ピリャピニョ(タイ)の勝者が第2指名挑戦者となる。 
 長谷川と同日に行われるスーパー・フェザー級タイトルマッチ、ビタリ・タイベルト(ドイツ)対粟生隆寛(帝拳)の勝者に対しては、セルゲイ・グリヤケビッチ(ベラルーシ)の指名挑戦権が確認されている。
 近い将来に日本人選手の挑戦が実現しそうなクラスでは、ライト・フライ級王者オマール・ニーニョ(メキシコ ※6日にヒルベルト・ケブ・バアスとV2戦)に対してアドリアン・エルナンデス(メキシコ)、フライ級王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に対してはエドガル・ソーサ(メキシコ)が、それぞれ指名挑戦者と認定された。バンタム級では王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)に対し、サーシャ・バクティン(ロシア)対クリスチャン・エスキバル(メキシコ)の勝者が挑戦権を獲得することになる。
 また、ビタリ・クリチコ(ウクライナ)が王座に君臨するヘビー級は、12月17日に予定されるオドラニエル・ソリス(キューバ/ドイツ)対レイ・オースチン(米)の勝者が指名挑戦権を得ることになっているが、クリチコ陣営からはトーマス・アダメク(ポーランド)戦を優先させたいとの希望が出されている。