[試合後談話]2016.7.15
田之岡条の再起戦
左:住友 右:田之岡
 15日、後楽園ホールで開催された「DANGAN163」のセミファイナルに日本スーパーフライ級8位、田之岡条(22=小熊)が出場。52.5kg契約8回戦で住友将吾(28=RK蒲田)と対戦した。昨年12月に敗れて以来の復帰戦となる田之岡だが試合は意外な立ち上がりをみせた。
喜びを爆発させた
 ランキング奪取に闘志を燃やす住友がプレスをかけて距離を潰すと左フックを好打。腰を落としたサウスポー田之岡はあわやダウンのピンチを迎えた。住友がペースを掴みポイントを奪ったが、田之岡は徐々に落ち着きを取り戻すとジャブから左ストレートをクリーンヒット。細かいパンチを浴び続けた住友はロープに追い込まれダメージを重ねた。最後は田之岡の左ストレートが決まり住友陣営からタオルが投げ込まれTKO勝利となった。
これからさらに上を目指す
 序盤の劣勢を盛り返した田之岡は「左フックをもらって効いてしまったが、2ラウンドの終わりぐらいからパンチの出るタイミングがわかった。試合前に実戦練習を重ね、対応力がついたので冷静に試合を進めることができた」と試合を振り返った。自身初のKO勝利に「7ヶ月ぶりの試合を勝つことができ、しかもKOすることができて本当にうれしい。来年中にタイトルを狙いたい」と胸を躍らせた。