[試合後談話]2016.6.17
多田悦子「統一戦がしたい」
マイタイと多田
 神戸市中央体育館で17日、真正ジムのイベント「REALSPIRITS52」が開催された。メインイベントではIBF世界女子ミニフライ級王者の多田悦子(34=真正)がタイ人ボクサーを迎えて48kg契約ノンタイトル8回戦に臨んだ。多田は実力の差をみせ観客をわかせることができたのか。
多田の完勝
 試合はサウスポーの多田が格の違いを見せつける結果となった。序盤から右ジャブを上下に散らす多田にガードを固め前に出るマイタイだが多田のボディワークについていくことはできず。3ラウンド、多田は右ジャブでマイタイのガードを割ると左ストレートを顎に決め戦意を喪失したマイタイが棒立ちになったところで試合はストップ。秋ごろに予定しているIBFの指名試合に向けて順調に仕上がっていることをアピールした。
統一戦がしたい
 試合後、多田は「試合をしていて相手がかわいそうになりました。止めてもらってよかった。お客さんが喜んでくれていたのでよかったけど、この間の(WBO世界女子バンタム級タイトルマッチの)藤岡選手と(真道)ゴーの試合のように何かを懸けて試合がしたい。(WBC世界女子ミニフライ級王者の)黒木さんも試合後統一戦がしたいと言っていたので是非やりましょう、よろしくお願いします」と意気込んだ。
山下正人会長
 山下正人会長は「まあ、秋ごろにIBFの方から指名試合の話があるはずやからそれをとりあえずクリアしたら次のことを考える感じやね、受けてくれるなら統一戦はしたいね」と先を見据えた。