[ニュース]2016.6.11
ロマゴンが三浦に指南
ロマゴンと三浦隆司
 現在、リフレッシュ休暇と次戦交渉のために来日しているWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(28=ニカラグア/帝拳)が10日、帝拳ジムを訪問。前WBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司(32=帝拳)にミットを持ち指導役を買って出た。
動きを細かくアドバイス
 昨年11月、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイ・イベンツセンターで行われた三浦とフランシスコ・バルガス(30=メキシコ)のWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチを観戦したゴンサレスは「ほんの少しの修正を加えるだけでミウラはもっと強くなる。自分の持っている技術を是非とも伝えたかった」と、今回の訪問実現を喜んだ。練習前に「今日はミットを持つが、自分の勉強にもなるのでどうか気を悪くしないでほしい」と前王者の三浦に細やかな気遣いも見せた。
休みなくパンチを打ち込んでいった
 田中繊大トレーナーの通訳を介し、ゴンサレスは熱のこもった指導と約30分間のミット打ちを終えた。世界のトップファイターの競演にその場にいた選手たちはリングに釘付けになっていた。
 パウンド・フォー・パウンド(選手の体重を同一と考えて強さを計る仮想ランキング)NO.1を誇るゴンサレスのアドバイスを受けた三浦は、「体の振りや腰の動き、足の動きを重点的に教わった。最近取り入れていることがあるのですが、同じことを言われたので再確認できた」と収穫ありといった様子で、ミット打ちの後は復習に余念がなかった。
※ゴンサレス、三浦のインタビュー記事は近日中に掲載予定。