両者は昨年3月に対戦してサギランが10回判定勝ちを収めているが、今回の再戦を前に激しい舌戦を展開していた。そうした経緯もあってかサギランは試合が始まっても冷静さを欠き、距離を保ちながら機をみてパンチをまとめるビジャサナ・ジュニアの頭脳的な戦いについていけなかった。採点は118対109(二者)、117対110と三者揃って大差でビジャサナ・ジュニアが支持された。雪辱を果たすとともにWBC中南米ライト級王座を獲得、さらに世界ランク入りも濃厚となったビジャサナ・ジュニアは25戦19勝(11KO)6敗。「サギランは人気に溺れ慢心している」と指摘された敗者は44戦37勝(13KO)6敗1分。