[前日計量]2016.5.7
加納陸「超集中モード」
 兵庫県三田市内の大成ジムで7日、東洋太平洋ミニマム級暫定王座決定戦に臨む同級2位の加納陸(18=大成)と元世界王者で同級1位のメルリト・サビージョ(比)が揃って前日計量に姿をみせた。日本最年少世界王者記録を狙う加納にとって明日は大事な試合になる。日本最年少王者記録を持つのは、現西日本ボクシング協会会長で2階級制覇した井岡弘樹氏(18歳9ヶ月10日での戴冠)。
試合は明日、三田市総合文化センター郷の音ホールで午後2時から第1試合がスタートする。
200gアンダーでパス
 計量を47.4kgの200gアンダーで無事にパスした加納は「今回の調整は自分でもビックリするぐらい順調にできました。絶好調です。明日はスピードと足を使ってかき回していく予定です。相手のパンチをしっかり1発1発見て、超集中モードで頑張ります。応援よろしくお願いします」と笑顔で語った。
500gアンダーでパス
 47.1kgの500gアンダーで余裕のパスをしたサビージョは「カノウのビデオは見ていないが、スピードもあると聞いているし若い、こちらはキャリアで勝負することになるだろう。明日はすべてのボクシングファンに楽しんでもらうボクシングをする。楽しみにしておいてくれ」と元世界王者の余裕をみせた。
丸元大成会長
 大成ジムの丸元大成会長は「(メルリト)サビージョは昨日の時点で2.2kgオーバーやったんですけど、さすがに合わせてきましたね。スピードは(加納)陸が上やと思いますけど、相手にはキャリアがありますからね。我慢比べになるでしょうね。しっかり勝って次につなげます」と笑顔で語った。